【半衿染め体験・輪出し(梅)】
※生地は塩瀬に近い正絹で、塩瀬よりはスレ、キズになりにくい素材です。
着用時期について:袷の時期(10月~5月)にお使いいただけます。単衣の時期(6.9月)も袷の装いでしたらお使いいただけます。
※お色は11色からお選びください。
※色止めの為の蒸し・アイロン仕上げ後、郵送いたします。(送料300円 日本国内)
輪出しとは、柄を白く残す帽子絞りの逆(逆帽子絞り)のことで、柄のまわりをビニール等で包んで絞り、染めたい柄部分だけを出して染める、非常に高度な技法です。
その為今まで絵絞庵のワークショップではこの技法を使っていませんでしたが、染め方を工夫することで皆様にも体験していただけるようになりました。
とは申しましても難しい部分もございますが、染まりの悪い部分等は後から修正させていただきますのでご安心ください。
体験の流れ
1.辻が花の歴史についての解説 500年ほど前の資料写真や、復元した布、作品などをご覧いただきながらご説明します。
2.辻が花制作工程についての解説 制作工程の実演を交えながらご説明します。(英語・フランス語資料あり)
3.糸入れ 下絵に沿って生地を糸で縫います。(予め見本として、一部糸入れ、絞り加工済みです。)
4.絞る 逆帽子絞りを主に、一目絞り・帽子絞り等の本格的な技法を用い、生地を絞っていきます。
5.染める 絞った生地の柄部分だけを染めていきます。
お色は、藤紫(紫色)・牡丹色(ピンク色)・若葉色(緑色)・わすれな草色(青色)・ひまわり色(金茶色)の5色と、各々その渋めの色味5色、銀鼠(鼠色)の11色ほどご用意しますので、お好きな色を1色か2色お選びください。(片衿柄は1色/両衿柄は1色か2色)
6.乾燥 染料をよく拭き取り、乾燥させます。お抹茶とお菓子をお楽しみいただきながら、生地が乾くのをお待ちください。
7.ほどく 生地を切らないよう注意しながら絞りをほどきます。
8.完成 皆様それぞれの作品が出来上がります。色止めの為の蒸し・水洗い・アイロン仕上げ後、10日ほどでお届けいたします。
9.着物の鑑賞 今までに制作した着物作品をご覧いただきます。
街中の喧騒を離れ、プライベートな空間で本格的な絞り染めワークショップを体験し、お抹茶とお菓子もお楽しみいただきながら、贅沢な時間をお過ごしください。
※お手入れ方法について
クリーニングに出していただくか、ご自宅でもお洗濯していただけます。
お洗濯の際は、中性のおしゃれ着用洗剤(エマールなど)を使い、手洗いでお願いいたします。この時、墨描き部分はなるべく水に浸からないようにします。
墨描き部分は濡れた状態で擦ると薄くなりますので、ご注意ください。
その後、流水でよく洗い流してください。
手で軽く絞ってタオルで水気を拭き取り、陰干しをします。
生地を強く折らないようご注意ください。
乾く前に、生地をよく引っ張ると丈が戻りやすくなります。
乾燥後、低温アイロンで仕上げてください。
小ジワが取れないときは、霧吹きをお使いください。
ご心配な方はクリーニングか揮発系溶剤のご使用をお願いいたします。
備考
・エプロン等をご用意しますが、染める作業をしていただきますので、念のため汚れても良い服装でお越しください。
・所要時間は目安です。作業進行具合により延びることもございますので、時間に余裕を持ってお越しください。
・4名様まで受け付けております。英語対応可。日曜・祝日にご予約希望の方は、事前にご相談ください。
・開始時刻は13時から14時の間です。
染め体験ご希望の方は、お問い合わせフォームよりご希望の日時をお知らせください。
自分だけのとっておきの半衿作り、楽しんでみませんか★
皆様のお越しをお待ちしております。