2022.12.5 / 着物・帯・小物など
【なごや帯『光』】
帽子絞りと縫い絞め絞りを施した紺地のなごや帯です。

うちで作るものは優しいお色が多いのですが、濃地は絞りが引き立ちますので、それも良いものです。


基本的な技法だけで構成しておりますが、絞りの間隔をミリ単位で変えることによって自然なグラデーションを生むという、とても計算されたデザインと精緻な技法を以て制作しております。
絞りの力強さと優しさ。
遠目からご覧になると、なお一層絞り独特の雰囲気を感じていただけるかと。

色数は少ないので、スッキリとまとまったコーディネートに。
例えばベージュ地の着尺と合わせますと、柄の雰囲気とも相まって知的な印象になります。
着物や帯は、理想の自分に近づける魔法の衣服であり、そのお手伝いをさせていただくことが私どもの仕事であると常々考えております。
2022.11.30 / 着物・帯・小物など
短冊取りの文様は直線的で堅い印象になりやすいですが、地色とコントラストをつけすぎないこと、更に柔らかな墨描きを加えることで優しい印象になります。



場に調和しながら、お心を込めていただける着物です。
お茶席や改まったお席にも。
付下げ『短冊取り辻が花』
2022.11.28 / 着物・帯・小物など
夢のような着物を創りたい、と常々考えています。


工房近くの左京区八瀬の河原で、光のもと、木々から空を覗いた風景から創った着物です。
訪問着『こもれび』
2022.11.23 / お知らせ
現在発売中の『美しいキモノ』
@utsukushiikimono 2022 冬号
にご紹介いただきました。

「元気な作り手に会いに行く」という特集です。


制作に対する思いや、大切に考えていることなどをお話させてもらいました。
ご丁寧に取材、撮影していただき感謝申し上げます。
ぜひ、お手にとってご覧いただけますと幸いです。
2022.11.12 / 展覧会・展示会
百貨店様のお得意様展示会で東京に来ております。



2022.11.9 / 展覧会・展示会
前回ご紹介しましたうさぎさんの着物のお色違いです。

クールな地色ですので、帯や小物づかいで色々と楽しんでいただけると存じます。



おめめはピンクとブルーと紫。
ふんわりと浮かび上がるうさぎさんが愛らしい一着です。
こちらの着物、小紋ですが柄位置を考えてつけていますので、一般的な小紋と比べると少しフォーマルな印象です。
付下げを着ていくほどではないけれど、小紋や織物よりもちょっぴりおめかししていきたい、
という時にピッタリです。
お食事や観劇など気軽なお出かけに。
うちでは、最近この柄づけの着物を作っており、人気の高いシリーズです。
飛び柄の付下げ小紋『福良うさぎ』
2022.11.4 / 着物・帯・小物など
先日ブログでご紹介しました、糸入れ中のうさぎさんの着物が出来上がりました。

おめめはピンクとブルーと紫。
ふんわりと浮かび上がるうさぎさんが愛らしい一着です。




こちらの着物、小紋ですが柄位置を考えてつけていますので、一般的な小紋と比べると少しフォーマルな印象です。
付下げを着ていくほどではないけれど、小紋や織物よりもちょっぴりおめかししていきたい、
という時にピッタリです。
お食事や観劇など気軽なお出かけに。
うちでは、最近この柄づけの着物を作っており、人気の高いシリーズです。
飛び柄の付下げ小紋『福良うさぎ』
2022.11.1 / 展覧会・展示会
株式会社 朝日堂様の銀座三越での『天目展』
絵絞庵の染額、染パネルも一緒に展示していただきます。
会期は明日からです。
陶磁器や天目茶碗をイメージした作品たち。
一緒に楽しんでいただけますと幸いです。
写真は飾らせていただく作品、染パネル『青磁』です。

~天目展~
■会場
三越銀座店 7階 ジャパンエディション
■会期
2022年11月2日(水)~2022年11月8日(火)
2022.10.28 / 着物・帯・小物など
少し変わり種を。

うちにしては珍しい地色です。


ハート、スペード、クローバー、ダイヤを散りばめました。

左袖前と右袖後ろにこっそり隠れトランプを。
柄位置を考えた飛び柄の付下げ小紋になります。
(上前、お袖、お胸に柄に柄を散らしています。)
こちらもお召しになって、ハロウィンを品よく愉しんでいただきたいです。
飛び柄の付下げ小紋『トランプ』
2022.10.26 / 着物・帯・小物など
波兎文様のなごや帯をご紹介します。


こちらはお腹の柄

うさぎさんは来年の干支でもありますので、様々なシーンでお締いただけると存じます。
兎は多産であることから繁栄の象徴であり、その威勢よく波を飛び回る姿は飛躍を象徴する縁起物の図柄として、現在でも人気の高いモチーフです。
波兎のモチーフは安土桃山時代の辻が花の裂地にも残っています。
こちらは徳川家康公が所用した胴服の裂地です。

波が少しデフォルメされておりコミカルにあらわされていて、先人たちの遊び心が伺えます。
なごや帯『波兎』