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着物・帯・小物など

染め帯『紫露草』

2022.5.17 / 着物・帯・小物など

ムラサキツユクサが綺麗に花咲く季節となりました。

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染め帯『紫露草』

あけましておめでとうございます

2022.1.2 / 着物・帯・小物など

明けましておめでとうございます。
皆様には幸多き新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。
本年も変わらぬご厚誼の程よろしくお願い申し上げます。
 令和4年 元旦

 

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なお、年始は5日から営業いたします。

【Imagine Oneworld Kimono Project】
バングラデシュの着物 「黄金のベンガル」

ベンガル語で「ベンガル人の国」を意味するバングラデシュは、豊富な水資源から米や綿、ジュートの生産に適し、かつて「黄金のベンガル」(ショナル・バングラ、ベンガル語:আমার সোনার বাংলা)と称された豊かな地域でしたが、現在はアジアの最貧国に属します。
しかしながら、グラミン銀行のマイクロクレジットや、巨大NGO BRACの活動等、貧困対策に取り組む国でもあります。
その様な中で「黄金のベンガルの復活」を制作テーマに、バングラデシュの様々な特徴・文化を取り入れてデザインしました。

右袖から左袖へは、綿花を。
かつて存在したダッカ・モスリンは今では伝説の薄布と呼ばれ、透き通るような布に仕上げるバングラデシュの貴重な高級輸出品でした。
近年そのダッカ・モスリンを復活させる動きもあります。

左袖には、ヒンドゥー教徒の民間儀礼的な床絵・アルポナを中心に置いたノクシカタを。
ノクシカタはバングラデシュの伝統的な刺繍であり、現在様々な国に輸出され、バングラデシュの女性達の収入を支えています。

右袖下部には、ジュートを。
ジュートは、環境への良さから見直され、生産量が増えてきています。
綿花、ジュートもノクシカタをイメージしてデザインしています。

地色は、黄金のベンガルと濁った川、肥沃な大地をイメージして、土色~黄金色になるよう染めました。無地部分で川の流れを表現していますが、これはバングラデシュの国土に流れている大河の動きを参考にしました。

着物の下半分は、リキシャアートをイメージしています。
バングラデシュの主要な移動手段であるリキシャ。そのリキシャには色とりどりの派手な装飾や、かなりインパクトのある絵が描かれてあり、その絵自体がリキシャアートという1つの作品として発表もされています。
国花である睡蓮と、国獣であるベンガルトラを、リキシャアート風のはっきりした雰囲気で、国旗の色の赤と緑を使いつつ染めています。
右下には主食の米を表す稲を。
ベンガルトラは、これからバングラデシュが踏み出す新たな一歩を表しています。

2018年制作 ※2018年当時の情報をもとに制作しています。

【染め帯アジサイ】

2021.5.23 / 着物・帯・小物など

梅雨に入り、ジメジメした日が続いていますが、今日は梅雨の晴れ間で気持ちが良いですね。

そろそろ紫陽花が咲き始めているところもチラホラお見かけします。

そんな時期にオススメしたいのがこちらの絽ちりめんの染め帯です。

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紫陽花に蝶々がとまっており、葉っぱには水滴がポロンと。

工房の紫陽花も少しずつ色づき始めました★

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【染め帯 やまなし】

2021.4.21 / 着物・帯・小物など

こちら、お客様よりオーダーいただきました染帯です。

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宮沢賢治さんの『やまなし』のイメージでとのことでお作りしました。
お太鼓柄は光が差し込むイメージ。

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腹部分は片方はカニさん二匹、

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片方は辻が花クルス。

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腹部分をカニさんにするとお太鼓は水の中に光が差し込むイメージでやまなしの雰囲気になり
辻が花クルスにすると、お太鼓部分は光のイメージで聖夜の雰囲気。

帯の巻き方で腹部分の雰囲気が変わるのも楽しいですね。

絵絞庵では、オーダーで着物や帯をお作りすることも可能です。
ご要望ございましたら、お気軽にご相談ください。

【付下げ桜月夜をお召しいただきました】

2021.4.12 / 着物・帯・小物など

先日ご紹介しました付下げの着姿です。

ピアニストでもあり、ミセスきもの日本ファイナリストの方にお召しいただきました。

足下の桜と相まって、本当に桜が舞っているようです。

とても素敵にお召しくださいました。

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【付下げ 桜月夜】

2021.3.30 / 着物・帯・小物など

桜満開のこのタイミングにぜひお召しいただきたい一着をご紹介いたします。

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上前部分の桜は三日月をイメージしたデザインになっています。
地紋をよく見ていただくとこちらも桜のモチーフになり、光沢もあり華やかな印象になります。
控えめながらも品の良さを出してくれます。

【染帯『波』】

2021.2.28 / 着物・帯・小物など

濃地は、絞りらしいおおらかさ、大胆さ、優しさがより表現されます。

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そして墨描きがないものは、より絞りらしく産まれてくる絞りの表情を見ることも楽しいです。
コーディネート次第で都会的にも、モダンにも。
波にも山にも見えますし、お見立てで色々と楽しんでいただけます。
絵絞庵では地色が淡い優しいお色目のものが多いですが、濃地のものもお作りしています。
写真はお太鼓部分です。

 

【付下げ 野葡萄】

2021.2.19 / 着物・帯・小物など

葡萄はたくさんの実をつけることから豊穣の象徴とされてきました。
地色の白は白生地の白で、風をイメージ。
風に揺れている野葡萄をあらわしています。

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【訪問着 椿風】

2019.11.16 / 着物・帯・小物など

IMG_6173風そよぐ椿を表現しました。

今月末に絵絞庵工房にて、工房展示会を開催いたします。
日程は11月30日(土)〜12月3日(火)です。
詳細はまた改めてお知らせします。

雪花絞り帯揚げをコーディネート

2019.6.14 / 染め体験

日本画家 定家亜由子さんに、とある撮影にて絵絞庵の雪花絞り帯揚げをコーディネートしていただきました。

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新緑の季節を感じさせる小物づかい、爽やかですね。

雪花絞り帯揚げは、販売もしておりますし、ワークショップでしたらお好きなお色で染めていただけます。
詳細は下記をご覧ください。

ネットショップ
https://shop.tsujigahana.com/

ワークショップ詳細
http://www.tsujigahana.com/workshop/

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制作のことやイベント・展覧会情報、日々の仕事で感じたこと、京都のことなど綴っていきます。
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