ブログ

着物・帯・小物など

訪問着『松皮菱辻が花』

2022.9.8 / 着物・帯・小物など

9月9日の重陽の節句にちなみ、今週は菊をモチーフにした作品をご紹介いたします。

菊は長寿を象徴する代表的な植物です。

DSC_7006

松皮菱に古典的な辻が花。
菊、紅葉、藤、梅、などの身近な植物たちを絞りで表現しています。
菊は帽子絞りと墨描きであらわしています。

DSC_7019

DSC_7017

柄と色味のバランスも大切です。

こちらの生地は縮緬で柄も古典柄のとり方ですが、地色は優しいです。

ですので柔らかい雰囲気のまま、格調高さを出してくれます。

DSC_7016

訪問着『松皮菱辻が花』

付下げ『幾松』

2022.9.7 / 着物・帯・小物など

9月9日の重陽の節句にちなみ、今週は菊をモチーフにした作品をご紹介いたします。

菊は長寿を象徴する代表的な植物です。

DSC_6964

こちらは、菊と松を菱形に紋様化した付下げになります。

DSC_6963

 

菊も松もお目出度い柄行きですので、改まったお席にもお召しいただけます。

DSC_6971

付下げの地紋も菱形になっており、菱の紋様の袋帯もよく合います。
着用姿をイメージしやすいように、帯も一緒にコーディネートしてみました。

 

付下げ『幾松』

訪問着『白露』

2022.9.5 / 着物・帯・小物など

9月9日の重陽の節句にちなみ、今週は菊をモチーフにした作品をご紹介いたします。

菊は長寿を象徴する代表的な植物です。

DSC_6542

DSC_6960

こちらは、万寿菊を影絵調に表現しました。

DSC_6958

DSC_6959

墨描きはせず絞りのみで柄をあらわしています。
そのことで、絞りのおおらかさ、優しさ、力強さが全面に出ます。

柄は多いですが、色数は少なめなのですっきりとお召しいただけます。
まるまるとした万寿菊が愛らしい一着です。

訪問着『白露』

訪問着『秋光』

2022.8.23 / 着物・帯・小物など

本日8月23日は二十四節気の『処暑』
処暑(しょしょ)とは、厳しい暑さの峠を越した頃です。

朝夕には涼しい風が吹き、心地よい虫の声が聞こえてきます。

まだまだお昼間は厳しい暑さが続いておりますが、秋の気配を少し感じる今日この頃です。

 

1661232161006

1661232317203

訪問着『秋光』

付下げ『サルトリイバラ』

2022.8.9 / 着物・帯・小物など

サルトリイバラは晩夏に丸い実を実らせ、秋が深まるにつれて赤く色付いていきます。

DSC_6521


葉は塩漬けにして、お饅頭やお餅を挟んで『いばら餅』にして楽しむことも。
山で見かける美しい景色を纏える嬉しさ。

付下げ『サルトリイバラ』

付け下げ『潮風』

2022.8.6 / 着物・帯・小物など

貝殻は、安土桃山時代の辻が花にも描かれたモチーフ。
周りにも涼を感じさせてくれる一着です。

 

DSC_6472

付け下げ『潮風』

屏風『海遊』

2022.7.28 / 着物・帯・小物など

後祭も終わり、京都は夏本番となりましたね。

 

DSC_6448

DSC_6453

DSC_6449

DSC_6454

DSC_6452

屏風『海遊』

訪問着『月光』

2022.7.8 / 着物・帯・小物など

昨晩の七夕の夜空は見上げられたでしょうか。
皆さまのお願いごとが叶いますように。

DSC_6260

訪問着『月光』

染め帯『紫露草』

2022.5.17 / 着物・帯・小物など

ムラサキツユクサが綺麗に花咲く季節となりました。

DSC_5411

染め帯『紫露草』

あけましておめでとうございます

2022.1.2 / 着物・帯・小物など

明けましておめでとうございます。
皆様には幸多き新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。
本年も変わらぬご厚誼の程よろしくお願い申し上げます。
 令和4年 元旦

 

img_411440506img_411451884

なお、年始は5日から営業いたします。

【Imagine Oneworld Kimono Project】
バングラデシュの着物 「黄金のベンガル」

ベンガル語で「ベンガル人の国」を意味するバングラデシュは、豊富な水資源から米や綿、ジュートの生産に適し、かつて「黄金のベンガル」(ショナル・バングラ、ベンガル語:আমার সোনার বাংলা)と称された豊かな地域でしたが、現在はアジアの最貧国に属します。
しかしながら、グラミン銀行のマイクロクレジットや、巨大NGO BRACの活動等、貧困対策に取り組む国でもあります。
その様な中で「黄金のベンガルの復活」を制作テーマに、バングラデシュの様々な特徴・文化を取り入れてデザインしました。

右袖から左袖へは、綿花を。
かつて存在したダッカ・モスリンは今では伝説の薄布と呼ばれ、透き通るような布に仕上げるバングラデシュの貴重な高級輸出品でした。
近年そのダッカ・モスリンを復活させる動きもあります。

左袖には、ヒンドゥー教徒の民間儀礼的な床絵・アルポナを中心に置いたノクシカタを。
ノクシカタはバングラデシュの伝統的な刺繍であり、現在様々な国に輸出され、バングラデシュの女性達の収入を支えています。

右袖下部には、ジュートを。
ジュートは、環境への良さから見直され、生産量が増えてきています。
綿花、ジュートもノクシカタをイメージしてデザインしています。

地色は、黄金のベンガルと濁った川、肥沃な大地をイメージして、土色~黄金色になるよう染めました。無地部分で川の流れを表現していますが、これはバングラデシュの国土に流れている大河の動きを参考にしました。

着物の下半分は、リキシャアートをイメージしています。
バングラデシュの主要な移動手段であるリキシャ。そのリキシャには色とりどりの派手な装飾や、かなりインパクトのある絵が描かれてあり、その絵自体がリキシャアートという1つの作品として発表もされています。
国花である睡蓮と、国獣であるベンガルトラを、リキシャアート風のはっきりした雰囲気で、国旗の色の赤と緑を使いつつ染めています。
右下には主食の米を表す稲を。
ベンガルトラは、これからバングラデシュが踏み出す新たな一歩を表しています。

2018年制作 ※2018年当時の情報をもとに制作しています。

About
制作のことやイベント・展覧会情報、日々の仕事で感じたこと、京都のことなど綴っていきます。
月別アーカイブ
PAGE TOP
PAGE TOP